行動することが重要です。声を上げましょう!
質問と回答
日立は、公正かつ誠実に、法を尊重し、そして企業理念、日立創業の精神及び日立グループ・ビジョンに則って事業を行うことに専心しています。
それにもかかわらず、企業倫理・行動規範や当社の規則・規定に違反すると思われる行為を見聞きすることがあるかもしれません。不正行為を目撃した場合、またはその疑いがある場合は、率直に声を上げてください。そうすることにより、日立は問題を調査して対処することできます。潜在的な不正行為を認識しているにもかかわらず沈黙を守ることは、状況を悪化させ、日立の評判や信用を損なう恐れがあります。
日立は、潜在的な懸念事案を特定し声を上げる従業員に対する支援を重視しています。声を上げることが奨励されると共に、誠実に通報した従業員は、不利益取扱いから保護されます。
日立グローバルコンプライアンスホットラインの概要
日立グローバルコンプライアンスホットラインって何?
このホットラインは、オンラインでの受付や電話による受付も含めて、倫理的問題や潜在的な不正行為について、声を上げるための手段の1つです。これは、日立が、現従業員および元従業員、役員、顧客、サプライヤーその他の利害関係者に提供するサービスです。
ホットラインを運営しているのは誰ですか?
ホットラインは、独立したサービスプロバイダーである NAVEX 社が運営しています。
なぜ日立グローバルコンプライアンスホットラインがあるのですか?
日立は、不利益取扱いを恐れることなく、誰もが倫理的問題や不正行為の可能性について声を上げることができる環境を整備し、維持することに取り組んでいます。多くのグローバル企業と同様に、日立は、従業員が声を上げるための重要な手段として、日立グローバルコンプライアンスホットラインを提供しています。
質問や懸念事案については上司と話し合ってください。上司や経営陣に対して質問したり、懸念を表明したりすることに抵抗がある場合は、日立グローバルコンプライアンスホットラインを使って通報してください。
日立グローバルコンプライアンスホットラインはいつ使うべきですか?
倫理的な問題や不正行為の可能性について懸念がある場合は、ホットラインを使用してください。あるいは、経営陣、人事部門、または法務部門を通じて懸念を提起することもできます。ホットラインの利用は、皆様の自由意志によります。
倫理的行動の懸念
倫理的な懸念や問題とは何ですか?
倫理的問題とは、日立グループ企業倫理・行動規範の違反または違反の疑いその他の不適切または違法な行為を意味します。また、それには、日立グループ企業倫理・行動規範の遵守を確約した取引先による当該行動規範の違反も含まれます。
このホットラインは、従業員の苦情、職務遂行能力・評価に関する苦情、または雇用条件の苦情には原則として使用できません。潜在的な不正行為や重大な違法行為に関連しない苦情については、このホットラインの対象外です。
どのような種類の懸念を提起すべきですか?
以下の表は、倫理的問題の例を示しています。
贈収賄と汚職 | 違法または不適切な支払いの授受およびマネーロンダリング |
利益相反 | 従業員とその家族の間、または会社との間に存在する利益相反の申し立て |
会社規則違反 | 日立グループ企業倫理・行動規範および社内規則または手続き違反 |
個人情報保護 | サイバー詐欺(なりすまし、フィッシング、スプーフィング)、データプライバシーの侵害、個人データの漏洩または不正使用 |
機密情報の漏洩 | 会社の機密情報または第三者の機密情報の不正開示・不正利用 |
ファシリテーションペイメント | 公的機関の日常業務の遂行または迅速化のために、公務員に金銭や利益を提供すること。 |
競争法関係 | 入札談合、カルテル、価格操作 |
詐欺的行為 | 偽造、架空の購入記録、インサイダー情報に基づく取引 |
ハラスメントおよび差別 | 労働関係法令違反、セクシャルハラスメント、職場差別、または職場での嫌がらせ |
健康、安全、および環境 | 環境問題、原子力安全、業務上の安全 |
人権侵害 | 公正取引違反、人権問題、現代の奴隷制 |
法的または契約上の問題 | 契約の不履行に関する申し立て |
会社資産の不正使用/不正取得 | 会社の有形資産の不正取得またはシステムなどの無形資産の不正使用 |
取引先に関する問題 | 契約条件違反、虚偽の報告または不実表示 |
商品/サービスの品質に関する問題 | 設定ミスまたは不要なサービス、製品またはサービスの品質に関する問題 |
セキュリティ | 禁制品の所持、テロ事件、窃盗または強盗 |
輸出管理に関する問題 | 輸出管理または貿易関連法令に関する問題 |
財務記録または業績に関する不正 | 財務記録の不正、管理会計上の問題、収益認識上の問題 |
私の知っていることをなぜ報告する必要があるのですか?私にとって何の得があるのですか?
私たちには、不正が無い、より良い環境で働く権利があります。その権利には、倫理的に行動するという責任、不適切な行動を見聞きした場合に、通報するという責任が伴います。全員が協力することで、健全かつ生産的な職場環境を維持することができるのです。企業の不祥事は、企業全体の存続を脅かす可能性があります。
経営陣は、私が懸念を表明することを望んでいるのですか?
はい。日立は、従業員が不正行為の可能性に気づいたらすぐに懸念を表明することを求めています。声を上げることで、財務上のリスク、法的リスク、評判上のリスク、および健康と安全への脅威に関して、日立とその従業員に起こりうる深刻な影響を最小限に抑えることができます。
懸念は、まず最初に上司、人事部門、または法務部門に提起する必要がありますか?
懸念が正当なものかどうか確信が持てなくても、経営陣、人事部門、または法務部門に相談するのに抵抗がない場合は、そうしてください。上司や経営陣に懸念を提起することに抵抗があり、かつ、貴方の懸念が倫理的問題または不正行為の可能性があることを人事部門または法務部門が確認した場合は、ホットラインで問い合わせてください。
自分の上司や他のマネージャーが懸念事項に関与している場合はどうすればよいですか?
調査を担当する日立グループ各社のコンプライアンスチームメンバーの内、通報にアクセスできるのは選ばれた一部の者のみです。通報システムは、名前が言及された個人にはその通報について通知しないようにし、また自分が名前を記載された通報へのアクセスは許可されないように設計されています。
日立グローバルコンプライアンスホットラインを使用して困ったことになったりしませんか?
いいえ。日立は、皆様を保護するためにホットラインを設けています。倫理的懸念を誠実に通報した人に対する不利益取扱いは容認しません。通報者が不利益取扱いについて日立に通知した場合、日立はこれを真剣に受け止めて調査します。日立では、不利益取扱いに関与した者は懲戒の対象となります。
機密保持
私が会社のパソコンから通報を送信すると、私のパソコンがアクセスしたすべてのウェブサイトを示すサーバーログが生成されるものと理解しています。このログによって、通報者が私であることが特定されませんか?
通報システムは、IPアドレスを含む社内接続ログを生成したり維持したりすることはありません。したがって、あなたのパソコンを 通報システム に関連付ける情報は存在しません。NAVEX社とは、通報者の身元を追及しない契約をしています。職場のパソコンを使って通報することに不安を感じる場合は、職場以外(友人宅、公共図書館、インターネットカフェなど)のパソコンを使い、通報システムのウェブサイトにアクセスすることができます。
日立グローバルコンプライアンスホットラインは安全ですか?
はい。あなたの通報や質問は、安全な接続を介して 通報システムのサーバーに直接入力されます。通報システム のサーバーは、日立の情報システムには接続しておりません。この情報にアクセスできるのは、日立グループ各社内で、通報の対応を担当している一部の限られた者のみです。
匿名でも構いませんか?
匿名での通報を禁止している国以外では、匿名で通報することができます。多くの場合、身元が明らかになっていれば問題に対処しやすくなりますが、身元の明示が義務付けられているわけではありません。匿名のままでも、通報システムまたは日立があなたの身元を特定しようとすることはありません。
匿名のままでも調査担当者とやりとりすることはできますか?
はい。ホットラインを通じて通報すると、システムがレポートキーを提供し、パスワードを設定するように促します。
レポートキーとパスワードは安全な場所に保管しておいてください。このキーを使用して、調査担当者は貴方とのコミュニケーションを維持できます。調査担当者は、追加情報を求めたり、必要に応じて貴方にフィードバックしたりすることができます。
声を上げる:オンラインまたは電話
日立グローバルコンプライアンスホットラインはどう使用するのですか?
通報の方法は2通りあります。Web サイトでの入力または電話で内密に通報することができます。どちらか1 つのチャネルを選択します。両方のチャネルを使用して通報を重複させないでください。
Web サイト
1つ目のチャネルはWebサイトです。懸念事案を特定するための質問およびそれ関連する質問から構成されており、次のことを把握するためのものです。
- 何が起こったか
- 誰が関与したか
- いつ、どこで起きたか
- どのように起きたか
Webサイトは、電話での通報と同様に、365日24時間いつでも利用することができます。インターネットに接続できるどのコンピューターからでもアクセスすることが可能です。
文書、写真、録音、または動画がある場合は、Webサイトにアップロードできます。
国別のフリーダイヤル
2番目のチャネルは、国別のフリーダイヤル電話です。このサービスは、365日24時間いつでも利用することができます。専門の訓練を受けた オペレーターが、あなたの懸念や質問内容を把握するために質問します。
- 何が起こったか
- 誰が関与したか
- いつ、どこで起きたかなど、詳細情報を明確にする質問をいくつかします。
- どのように起きたか
オペレーターは、補足書類等を提供するように求めることがあります。文書、写真、録音、動画などがある場合は、通報の完了後に システムにアップロードすると、システムが暗号化キーを生成します。
通話の終了時に、オペレーターは貴方から提供された情報を要約し、必要な修正を行います。質問や懸念内容が正確に伝わっているかどうかを確認し、必要に応じて訂正してください。
このホットラインは、日立が事業を展開している各国のフリーダイヤルにより提供され、50カ国語以上の言語に対応しています。多言語に対応できるオペレーターが待機しているので、通報者は母国語や希望の言語で質問したり、懸念を通報することができます。
フォームに一部だけ入力しておき、後で戻って残りを入力することはできますか?
いいえ。フォームの入力途中でインターネットブラウザを閉じると、 Webサイトでは途中入力した情報を保存されません。したがって、システムを使用する際は、フォームへの記載を一回で完了できる時間を確保した上で行ってください。
どのような情報を提供する必要がありますか?
できる限り詳細に情報を提供してください。提起された申し立てに関して、誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どのように行ったかを含める必要があります。あなたの主張を立証するのに役立つ文書や電子メールなどの証拠があれば、添付してください。必要な情報が提供されていない場合、調査を実施できない可能性があります。
システムの選択肢に該当する国が表示されない場合はどうすればよいですか?
近隣の国を選択し、事例の説明に実際の場所を含めてください。
倫理的行動に関する質問と調査プロセス
質問するとどうなりますか?
質問をいただくと、日立グループ各社のコンプライアンスチームがホットラインを通じて応答します。
通報するとどうなりますか?
Webサイト、または電話で提起された懸念はすべて、専門的に訓練を受けたNavex社の担当者がレビューします。担当者は、提供された報告の管理と調査を担当する日立グループ各社内の指定された担当部門に報告を送信します。
十分な詳細情報が提供された時点で、任命された調査担当者が調査を開始します。
必要に応じて、日立は調査の進行中に適切な是正措置を講じます。あなたからの事案について対応する担当者は訓練を受けたプロフェッショナルであり、通報内容について慎重に対応します。
Web サイトまたは電話によるすべての通報は、記録保持および事例管理のためにデータベースに入力されます。この情報にアクセスできるのは、日立グループ会社内の担当者のみです。
通報受領の確認を受け取ることはできますか?確認の時間軸はどのくらいですか?
はい。通常は1~7営業日以内に、報告が受領されたことを確認するための確認文言が届きます。調査の終了後は、調査が終了したことを通知するメッセージが届きます。このメッセージには、必要に応じて、適切な処置が取られたことが記載されます。機密保持上の理由から、調査に関する全ての詳細情報の開示を受け取ることはできません。
以前報告した通報についてフォローアップする
入力フォームに記入完了後に、当該事案について重要なことを思い出した場合はどうしたらよいですか?
Web または電話で通報すると、システムがレポートキーを提供し、パスワードを設定するように促します。
このレポートキーとパスワードを使えば、インターネットまたは電話で通報システムに戻り、元の通報にアクセスすることができます。それにより、さらに詳細な情報を追加することができます。
通報案件の状況は、どのようにして確認できますか?
システムがレポートキーを提供し、パスワードを設定するように促します。このレポートキーとパスワードを書き留め、安全な場所に保管しておいてください。レポートキーとパスワードを使えば、システムに再アクセスして、事案の状況をチェックしたり、情報を追加したり、調査担当者からの追加質問に答えたりすることができます。
匿名で通報した場合、調査担当者はフォローアップのためにどのように私に連絡するのですか?
レポートキーとパスワードを受け取れば、たとえ匿名で通報した場合でも、電話や Web で フォローアップすることができます。調査担当者が貴方に連絡を取りたい場合、調査担当者はシステムを通じて貴方にメッセージを残したり、質問したりします。
レポートキーやパスワードを紛失した場合はどうしたらいいですか?
通報の機密性を維持するため、レポートキーやパスワードを紛失した場合は、新たに通報し直さなければなりません。新規に作成する通報には、本件が以前に提出した別の通報に関連していることを記載できます。