Speak Up とは
Speak Up とは、NAVEX が開発した包括的で機密性の高い内部通報システムであり、その使用を通じて経営層、従業員、その他のステークホルダーが協力して、法令やアサヒグループ行動規範に違反する行為またはそのおそれのある行為に対処し、前向きな職場環境を育むことができます。
なぜ NAVEX のようなシステムが必要なのですか?
インターネットと電話のどちらを使っても報告できますか?
はい。Speak Up では、電話またはインターネットを使用して、機密扱いの、匿名での報告をすることができます。
どのような状況を報告すべきですか?
Speak Up システムにおいては、 アサヒグループのすべてのステークホルダーが、法令や行動規範の違反、または不正行為の疑いに関するその他の懸念を報告できます。
違反を目撃した場合は上司あるいは人事部門・法務・コンプライアンス部門に報告し、対応を任せるべきではないですか?
アサヒグループの行動規範の違反であると思われる行為を目撃した場合は、必ず報告してください。懸念事項があれば、まずは上司、人事部門または法務・コンプライアンス部門に報告してください。しかし、そのような方法で相談できない場合のために、アサヒグループは NAVEXのシステムを導入しました。匿名の報告も受け付けていますので、情報を自分だけにとどめないでください。
なぜ報告しなければならないのですか?私にどんなメリットがあるのですか?
私たちにはみなポジティブな環境で働く権利があります。その権利には、倫理的に行動する責任、そして適切に行動していない人について、関係者に報告する責任が伴います。皆が協力し合うことで、健全かつポジティブな職場環境を維持することができます。さらに、企業の不正行為は、企業全体の存在そのものを脅かす可能性があります。
経営層は本当に報告してほしいと思っているのですか?
はい、もちろんです。実際、報告していただく必要があります。あなたは不正の疑いがある行為を最初に知った人物である可能性があります。報告いただくことで、アサヒグループおよび従業員への悪影響を最小限にすることができます。
報告した内容はどこに伝えられますか?誰がその内容にアクセスできますか?
報告の内容は、NAVEX の安全なサーバーに直接格納されます。NAVEX は、アサヒSpeak Up 規程やその補足規定、その他社内規定に従い、事案の性質と発生場所に基づいて、報告を取り扱う担当者や関係者のみに報告を共有します。報告を受けた担当者は、報告の機密性を最大限に確保して守秘を徹底しています。
このシステムは従業員を監視するシステムでしょうか?
いいえ。Speak Up は、安全で安心な、倫理を重んじる職場を維持する役割を果たすことで、アサヒグループの経営理念をポジティブに支えています。今日の職場においては、コミュニケーションを効果的に行うことが強く求められており、このシステムは、懸念事項を伝えることを可能にすることでコミュニケーションを強化する優れたツールです。
会社のパソコンを使って報告すると、サーバーログが生成され、そのパソコンが接続したすべてのウェブサイトが記録されるものと私は理解しています。このログによって、私が報告者であることが特定されませんか?
NAVEXはIPアドレスを含めた内部接続ログを生成したり保持することはありません。したがって、あなたが使ったパソコンと Speak Up を結びつける情報は存在しません。
会社のパソコンを使って報告することに不安を感じる場合は、職場環境以外(インターネットカフェ、友人宅等)のパソコンを使って、Speak Up のセキュアなウェブサイトにアクセスいただけます。 NAVEX のデータによると、勤務時間中の報告は全体の12% 以下であることから、多くの人が職場以外から報告していることがわかります。
自宅から報告した場合でも匿名性が守られますか?
自宅、知人のパソコン、その他インターネットポータルからの報告は、以下のFAQに記載されている例外を除き、安全に匿名で処理されます。インターネットポータルがスクリーン名から訪問者を特定することはありません。またSpeak Upシステムはインターネットアドレスを削除するため、匿名性が確保されます。
Speak Upに提供した情報から最終的に自分の身元が明らかになるのではないかと心配しています。身元が特定されないことを、どのように保障してくれますか。
Speak Up システムは報告者の匿名性を守ります。匿名性を確保したい場合は、報告の内容から身元が特定されることがないよう、ご注意ください。たとえば、「私の席は、John Smith の隣り....」または「33年間の会社人生において...」などの記述をしてはいけません。なお、(報告された不正行為が適用法令の下で刑事犯罪を構成する場合など)限定的な状況において、報告内容を当局に開示するよう求められる場合があり、その場合には報告者の身元が特定される可能性がある点、ご留意ください。
フリーダイヤルのホットラインも機密性が保持され、匿名での報告が可能ですか?
はい。電話の場合もオンラインによる報告と同じ情報を提供するよう求められ、NAVEXコミュニケーションスペシャリストが報告者の回答を Speak Up ウェブサイトに入力します。これらの報告には、報告提出時と同じセキュリティおよび機密保持対策が適用されます。
身元を明かして報告したい場合は、どうすればよいですか?
希望する場合は、ご自身の情報を入力する項目があるので、そちらに入力ください。
倫理に反する行為に複数の個人が関与していることを認識していますが、私自身には影響がありません。 なぜわざわざ報告しなければならないのですか?
アサヒグループは、倫理的な行動を推進しています。 倫理に反する行為は、会社のどこで行われようと、アサヒグループ、そしてあなたを含むすべての従業員に影響を及ぼします。世間で起きた最近の不祥事を考えれば、倫理上の過ちによって会社に重大な影響をもたらす可能性があることはおわかりいただけると思います。不正行為または倫理違反に気付いた場合は、これらを報告することが、あなた自身およびあなたの同僚に対する義務であると考えてください。
自分が見聞きしたことが行動規範に違反しているか、または倫理に反する行為かどうか確信が持てません。ですが、正しいことではないように感じています。どうすればよいですか?
報告してください。倫理に反しているかもしれない行動を見過ごさず、報告してください。後に問題がないと判明したとしてもかまいません。
上司や他の管理職が違反に関与している場合はどうすればよいですか?彼らが報告内容を入手して隠ぺいを図ろうとしないでしょうか?
Speak Up システムでは、自らの名前が報告に挙げられている関係者に対しては報告は開示せず、またそれら関係者は報告へアクセスすることもできません。
報告した後で重要なことを思い出した場合は、どうしたらいいですか?また、報告した内容について、会社側からさらに質問がある場合はどうなりますか?
Speak Upのウェブサイトまたは電話で報告を提出すると、「報告キー」と呼ばれるランダム化された固有の番号が発行され、パスワードの設定を求められます。ウェブサイトまたは電話から再びSpeak Upシステムにアクセスいただくことで、元の報告に詳細情報を追加したり、会社の担当者からの質問に答えることができます。指定された日時以降にシステムにアクセスし、会社からの質問に答えてください。このフォローアップ機能を通じて、匿名のまま会社とやり取りをすることができます。
報告のフォローアップの内容も、最初の報告内容と同様にセキュリティが守られますか?
Speak Up を通じたやり取りはすべて、最初の報告時と同じく厳格に機密を守られ、引き続き匿名性が保たれます。
報告キーを紛失したり、登録したパスワードを忘れてしまった場合はどうしたらいいですか?
報告の機密性を確保するため、報告キーあるいはパスワードを紛失した場合は、新たに報告していただく必要があります。新たに報告する場合には、以前報告した続きである旨を書き添えてください。
インターネットにアクセスできなくても報告できますか?
インターネットにアクセスできる場合は、どのパソコンからでも報告いただけます。自宅からでも報告を提出できます。図書館などの公共施設には、インターネットに接続されたパソコンが設置されているところもあります。パソコンを利用できない、またはパソコンを使って報告したくない場合は、Speak Up のフリーダイヤルのホットラインにお電話ください。24 時間 365 日ご利用いただけます。