EthicsPoint について
EthicsPoint は NAVEX によって構築された、包括的かつ機密性の高い報告ツールで、Covestro の経営陣と従業員、および将来的なビジネスパートナーが協力してポジティブな職場環境を育み、コンプライアンス違反の可能性(市場での誠実さや職場での不正行為への言及など)に協力して対処するためのものです。
- 当社にとって最も重要な資産は、社員の皆様です。コミュニケーションのオープンチャネルを作ることで、ポジティブな職場環境を促進し、Covestroの持続可能な成功に重要な貢献をすることができます。
- 上場企業は、効果的なコンプライアンス対策を実施することが法律で義務付けられています。
- 効果的な報告システムは、誠実の文化および倫理的な意思決定を育む取り組みをさらに高めます。
報告 - 一般事項
はい。EthicsPoint では、機密性を確保した上で、電話またはオンラインから匿名で報告することができます。
EthicsPointシステムは、Covestroの従業員および将来的なビジネスパートナーが、当社の行動規範や社内規則、会社関連の法律への違反の可能性を報告するために考案されています。
当社の行動規範や社内規則、会社関連の法律への違反と思われる行為を目撃した場合は、報告いただくようお願いします。何か懸念があれば、直属の上司、あるいは他のマネージメントチームのメンバーに報告するのが理想です。しかし当社は、このように直接報告することに抵抗を感じる状況があることを理解しています。当社が EthicsPoint と提携しているのは、このような状況でも報告できるようにするためです。当社は皆様に、情報を自身にとどめるのではなく、匿名でも報告してもらいたいと考えています。
私たちは皆、前向きな環境で働く権利があります。その権利には、倫理的に行動するという責任、適切に行動していない人がいれば、適切な人々に報告するという責任が伴います。皆が協力することで、健全かつ生産的な職場環境を維持することができるのです。企業の不正行為は、会社の存続を脅威にさらす可能性があります。
はい、もちろんです。会社は皆様からの報告を必要としています。あなたは、社内で起きている良いことと悪いことの両方について、認識しています。あなたは懸念の原因となるかもしれない行為を最初に知った可能性があります。あなたの報告によって、Covestroと従業員への潜在的なマイナス影響を最小限に抑えることができます。また、積極的な意見を述べると、企業の文化やパフォーマンスを改善できる問題を認識するのに役立つ場合があります。
セキュリティ違反が生じないよう、報告は EthicsPoint のセキュアサーバーに直接入力されます。EthicsPoint は、違反の種類や事案の場所に基づいて、Covestroの特定の個人を評価担当者として割り当て、この人物のみが報告にアクセスできるようにします。報告を担当するこの人物は、これらの内容の機密性を最大限に確保するよう訓練を受けています。
EthicsPoint システムは、当社の哲学全体の前向きな側面に重点を置いており、このシステムによって、私たちは安全で安心できる、倫理的な職場を確保することができます。倫理的なジレンマに関して指導を求めたり、積極的な提案を行ったり、懸念を伝えたりしてください。今日の職場においては、コミュニケーションを効果的に行うことが強く求められており、このシステムはコミュニケーションを強化するのに優れたツールです。
報告しやすい環境を維持しつつ、コンプライアンス義務を果たせるよう、当社は報告のためのベストなツールを慎重に選びました。
報告の安全性と機密性
EthicsPoint は、IP アドレスを含む内部接続ログを生成したり維持したりすることはありません。したがって、あなたのパソコンを EthicsPoint に関連付ける情報は存在しません。EthicsPoint には、契約上報告者を特定しない義務があります。
職場のPCから報告したくない場合は、EthicsPoint の安全なウェブサイトを通じて職場環境外のPCを使用するオプションがあります。EthicsPoint のデータによると、勤務時間中の報告が 12% 以下であることから、多くの人が職場以外から報告したことがわかります。
自宅からの報告も他のコンピュータからの報告も、セキュリティ保護が施され、匿名性が確保されます。インターネットポータルがスクリーン名から訪問者を特定することはありません。さらに、EthicsPoint システムはインターネットアドレスを削除するため、匿名性が完全に確保されます。さらに EthicsPoint は、報告者を特定しないことについて契約で約束しています。
EthicsPoint システムは、匿名性を確保するよう設計されています。報告者としての匿名性を確保したい場合は、報告の内容から身元が偶然判明しないよう、注意することが必要です。たとえば、「ジャン・スミスさんの隣の私の席から....」とか、「33 年間の勤務において...」などと記述してはなりません。
はい。電話の場合もオンラインによる報告と同じ情報を提供するよう求められます。回答いただいた内容は、インタビュアーが EthicsPoint のウェブサイトに入力します。これらの報告内容には、報告提出の際と同じセキュリティおよび機密保持手段が適用されます。
希望する場合は、自身を特定できる情報を入力する欄があります。
ヒントとベストプラクティス
Covestroは倫理的行動を推進しています。倫理に外れた行為はその度合いに関係なく、最終的に当社および当社の全社員に影響を及ぼします。最近起きた企業スキャンダルでは、一見無害に見える倫理上のささいな過ちによって、他の面では健全な会社に悲惨な結果がもたらされました。このことを思い出してください。したがって、不正行為または倫理違反に気付いたら、報告することが、ご自身や同僚への義務であると考えてください。
報告してください。報告の内容が適切に理解してもらえるよう、EthicsPoint では報告の作成や提出に関しお手伝いします。倫理に反する可能性がある行動を、確信がないという理由で見過ごしてしまうことがないよう、必ず報告いただくようお願いします。後に問題がないと判明したとしてもかまいません。
EthicsPoint は、当該報告の評価に責任を負う会社内の特定の個人にしか、報告された内容を開示しません。また、EthicsPoint システムでは、関与しているとされる当事者は、報告の通知を受け取ることができず、また当事者の名前が含まれている報告にアクセスすることもできません。
EthicsPoint のウェブサイトまたはコールセンターに報告すると、固有のユーザー名が与えられ、パスワードを設定するよう指示されます。オンラインまたは電話から再び EthicsPoint にアクセスすることで、元の報告を開いて詳細を追加したり、会社の担当者からの質問に回答する、あるいは問題の解決に役立つ情報を追加することができます。必ず指定された期日内にサイトにアクセスし、会社側の質問に回答するようお願いします。あなたと当社による「匿名による対話」が開始されました。これによって、いかなる複雑な問題でも、状況を特定し、解決することが可能です。
EthicsPoint との通信はすべて、最初の報告時と同じく厳格に機密を守られ、引き続き匿名性が保たれます。
EthicsPoint の報告は、インターネットにアクセス可能なコンピュータなら、例えば自宅からでも報告できます。コンピュータが利用できない、またはコンピュータを使って報告したくない場合は、EthicsPoint のフリーダイヤルホットラインにお電話ください。24 時間 365 日ご利用いただけます。